法律事務所以外の求人にこそ弁護士の活躍の場が見つかる

以前は、超難関資格で高収入の花形資格として知られていた弁護士資格ですが、度重なる制度変更により、合格者が増加した一方、業務の依頼件数が伸び悩むなか、それはもはや幻想になってしまったようです。
実際、統計によるとその平均収入はかつてのような輝きを失い、しかも弁護士間での格差が増大しているようです。
弁護士に関する求人といえば、法律事務所からのものが思い浮かびますが、他の難関資格と比べても求人数は少なく、仮にあってもとても好条件とはいえないようです。
一方で、企業の法務部門などの求人は、様々な規制対策や外国企業との係争案件の増加が背景にあるのか、安定して見受けられます。
ただし、この場合は、即戦力としての存在を求められますので、学生時代からの浪人受験を経て合格したような弁護士にとっては、非常にハードルが高くなりますが、考えようによっては、社会の実態を把握しつつ、また組織人としての立場をわきまえつつ業務をおこなえるという点は魅力的に思えます。
こうした場がより一層広がることで、優秀な弁護士に活躍の場が広がることを期待します。

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